土曜日はとれたさんのお誘いで、小学生の頃から一度見て見たいと思っていたイスカ探しにちょっと遠征に行ってきました。
現地に着くとすぐ、上空をキュワキュワ?鳴きながら飛び回る鳥の群れ発見。もしやあれは!?
しばらく待っていると、その鳥の群れが遠くの木の上に降りてきました。ファインダー越しに覗いてみると、嘴が互い違いになってます!イスカだ~~!数は50羽くらいいたかもしれません。
なんともあっさり遭遇できてしまいましたが・・・ただねえ、遠いんです。その上逆光、空抜けと悪条件が重なり、肉眼ではその赤さも判別できません。これじゃただの遠くの小鳥の群れって感じ。満足とは程遠い状況でした。
そしてその群れがどこかに飛び去って以降はすっかり周りも静まり返ってしまいました。しょうがないので遠くのトラツグミを撮ったり(贅沢な話ですがイスカの前じゃねえ・・・)
遠くのカシラダカを撮ったり
遠くのビンズイに連写をかましたり・・・
あたりは「今日はもうおしまいかね」って雰囲気になってきました。
イスカあれで終わりか・・・
でもまああれさえ見れてない人もいるんだから贅沢は言えないか・・・
この場で待っていてももうダメそうなので、帰りがけの駄賃にルリビでも探そうかねえ、と森の中を歩いてみる事にしました。そこで遭遇したマフィワの群れ。今年は地元じゃ見れないから、これだけでも遠出した甲斐があったかな。
なんて思っていたらイスカっぽい声が近くから聞こえてきました!どこだ~~?と声のするほうへ行って見ると、松の木の上に止まるメス発見!しかもさっきとは比べ物にならないくらい近いじゃん!
メスは木のてっぺんで鳴きつづけています。この距離で見ると結構大きいんだなあ。大興奮で撮影を続けますが、そのうち欲が出てきます。これがオスだったらなあ・・・と。
するとそんな僕らの願いに答えてくれたかのように、メスと入れ替わりにオスも登場!うれし~!
まさかこの距離で撮れるとは思っていなかったので喜びもひとしおです。贅沢を言えば空抜けがアレですが、まあそこまで求めちゃイスカさんに失礼ですよね~。
今日はこれでもう十分、そう思って来た道を引き返していくと、前方からまたイスカの声が・・・そして目線の高さの枝に真っ赤なその姿が!綺麗だ~
冬枯れの無彩色の森の中に浮かび上がるなんとも鮮やかな朱赤、これこそずっと憧れていたイスカの姿です!
その後しばらくはオスメス2羽で並んでくれたり
オスメスそれぞれいい場所に出てきてくれたりと心行くまでイスカの嘴を堪能させてくれました。
そして最後に草の中に止まる真っ赤な姿を見せてくれた後、
イスカの群れはどこかに飛び去って行き、以降は声も聞こえなくなったので、イスカ遠征はこれにて終了。ウン十年前から憧れていた鳥にたっぷり遊んでもらえてとても幸せでした。
とれたさん誘ってくれてありがとう!