6月4日は虫の日、というわけで今週末は虫撮りに励みました。
この時期の花形といえばやはりミドリシジミ。今まで鳥にかまけて時期を逃してしまいスカってばかりだったので、今年は気合を入れて早起きして出かけてみました。
現地に着くと・・・お~!道端にミドリシジミが!
これを見てみたかったんですよお~。
なんて綺麗なんでしょう。これは鳥にも勝る魅力、たまりません。
と、その近くにはメスもいます。その場にいらっしゃった虫撮りの方にうかがうと、このオレンジと青の両方の色が出ているのがAB型といって一番レアなんだそうです。ほんと綺麗だ~
そして青い模様だけが出るのがB型
オレンジだけのがA型でほぼ真っ黒なのがO型ということ。
でもやっぱりはじめて対面する身にはオスが魅力的に映ります。
この緑色は構造色で見る角度で色の出方が変わります。カワセミの背中とかと一緒ですね。
親切なお姉さんに前の方から見ると一番緑が鮮やかに見えると教えていただきました。ほんとピカーっと発色します。
この角度からは青みが強く見えるようです。
羽のアップ、構造色の元がこの同心円の燐粉でしょうか。それより目にまで毛が生えてるとは・・・
しかしほんといい色。
去年までの苦労がウソだったかのように乱舞してくれました。聞くと先日とこの日が今年のピークなんじゃないかとのこと。いい時に来れました(^^)
何でこんな足元まで下りてくるのかな?朝露を吸っている個体もいたので水を飲みに来るのでしょうか?
やがて日が高くなるとミドリシジミは木の上のほうに移動して行き、夢のような時間は終了。
その後ちょっと虫探しをして見られたのは蛾の仲間のヨツホシホソバ
キマダラセセリ
ハートマークのカメムシ
ベニシジミなど
親切な虫撮りさんたちのおかげでとても楽しい時間が過ごせました。どうもありがとうございます。
そのあとはちょっと田んぼへ足を伸ばしてみると産卵中のギンヤンマに遭遇。
葦の葉陰ではオオヨシキリが囀っていました。
空ではヒバリが囀っています。
出会い頭でキジにも遭遇。バイクに乗っていたので慌ててニュートラルにいれな斜め掛けにしていたカメラを構えて撮影。
と、一応鳥撮りもしてこの日は終了。
そして今日は雨が上がった昼過ぎから近所の公園へ出撃。第1目標はカマキリの赤ちゃんです。
昨日の虫撮りのお姉さんに「折角マクロレンズ持ってるんだから目に見えない世界を撮ってみて下さいね!」とお勧めいただいていたので今日はマクロ中心で攻めるつもりです。では先ず虻の複眼から。不思議な造形ですねえ
葉っぱを丹念に探していくと2cmほどになったオオカマキリ赤ちゃん発見。ここの所下草をいっぱい刈っていたのでいなくなっちゃったんじゃないかと心配していたのですがホッとしました。
他にもいないかな、とさらに虫目で葉っぱを眺めていくとなんだこれ?1cmくらいのめちゃめちゃ綺麗な甲虫発見。
形はタマムシっぽいけどこんな小さいタマムシなんているのかなあ?
帰ってからネットで調べたらマスダクロホシタマムシってやつみたいです。こんなのが地元にいるんですねえ・・・虫ワールド、なめちゃいけませんな。
ひたすら下を見て歩いていくと、上のほうから聞きなれない鳥の声が聞こえてきました。
メジロやエナガの囀りに混じって聞こえてきた「ジジロ ジジロ」という声、メボソムシクイに似ているけど3声で途切れるこの鳴きかた、もしやこれは日本産鳥類目録第7版で独立種となったオオムシクイ!?
レンズをサンヨンPFに付け替えて声を頼りに姿を探すと・・・いました!ムシクイ系です!
ファインダーの中で囀っていたのでオオムシクイに間違いないでしょう。
他のムシクイより渡りが遅れるらしいのでこの時機にいてもおかしくないのかな?
一応確認も出来たので、レンズを再びマクロに付け替えて、咲き始めたアジサイに来たミツバチなど。マクロの世界はカラフルですね。
ふと地面を見るとビロードハマキのカップルが落ちています。前にも見たことがあるのでここで世代交代してるのかもしれませんね。
つつじの中からカナヘビが顔を出しました。最近非常に良く見かける気がします。
そして最後に飛んで行くツミを撮って撮影終了。
遠出しなかった割には中々充実した2日間となりました。
これから鳥シーズンが終わっちゃったらマクロに没頭するのもたのしいかも。
こんな感じで虫メインで鳥も撮るならD500にサンヨンPFと90mmマクロがあれば十分ですね。