D7000の後継として導入したD810。いきなり遠征に持って行くのは心配なので、近所でテストをしてきました。
ローパスレス3600万画素、果たしてどれだけ高精細で、どれだけ撮影に神経を使わなくちゃならないか気になります。
しかし実写してみると、両方とも期待を裏切られました。いい意味でも
まずはルリビ。クロップ絞り開放でISO800。ミラーショックとシャッター音、小さいですねえ。
カワセミも出てきてくれたのでモデルになってもらいました。こちらもクロップ絞り開放ISO800。
しかし描写がいまいちなのでF5.6まで絞ってみたらかなり改善されました。
クロップならテレコン入れるようなもの。D4だと7.1位まで絞りたいところなので、それがF5.6でいけるなら上等です。
続いてフルサイズの実力を。
近けりゃなんでも解像しますよね。
ちょうど梅も満開だったのでウメジロでもテスト
これをピクセル等倍だとこんなかんじ。
フルサイズだと秒5コマ、クロップだと秒6コマ。撮っているとあきらかに撮影リズムが換わるしデータも軽くなるので積極的にクロップとフルサイズを切り替えていきます。
D810で一番気になるのが遠くのものを撮ったときの描写。モズにモデルになってもらいクロップで撮影。ISO800でノートリでこれくらいなのでかなり遠いでしょ。
これを拡大したのがこちら。
クロップだと1600万画素程度とD7000と同じくらいなのですが、比べたら断然ノイズレスだし精細感も圧勝。ローパスレスの力でしょうか。
次は高感度テスト。ISO2500でカワセミです。
CaptureNX-Dで現像すればそれほど問題ありません。ただしアンダーを持ち上げるとノイズが浮くので撮影のとき気をつけなくちゃ。
というわけでテストのまとめ
高画素については近くで撮れば解像するし、距離があれば空気の状態次第なのでこんなもんかなって感じで思っていたほどの感動はありませんでした。
高感度はISO800は常用OK。でもできれば500くらいに抑えたいかな。非常時は露出に気をつければ2500でもなんとかOK。CapturNX Dで現像するとデフォルトで高画質2013のノイズリダクションが入っています。D4はノイズリダクションなしでも常用ISO1000いけるんだからさすがですね。
取り扱いもシャッターショックが少ないので思っていたほど気を使わずに撮影できるし、クロップはでっかく撮れる上データが軽くて便利。
バッテリーの減りは早いけれど、EN-EL5はV1と共用できるのでポイント高いですね。
ちなみに中古で購入しましたがシャッター数は4500ショット、これくらいなら安心です。
と、第一印象はなかなか良好でありました。さあ、ベトナムでどれだけ活躍してくれるかな。